
新潟県歯科医師会「は~べい」が、歯科衛生士・歯科技工士のための復職支援事業について紹介するよ。
その前に…今現在の歯科衛生士・歯科技工士の現状について説明するね。
歯科衛生士の資格を持つ人は、全国で約26万人いるものの、実際に衛生士業務についている人はその半分以下で、歯科技工士にいたっては全国で約11万人資格を持っているのにその3分の1以下しか技工士業務についていない現状なんだ。
今後もっと高齢者の方々が増えてくると、在宅歯科医療や入れ歯作製をはじめとする補綴治療の需要は増えてくるのに、それらに従事する歯科衛生士や歯科技工士は、各現場でとても不足しているんだ。
(出典:新歯界 No.752 2016 2月合併号)
歯科衛生士歯科技工士確保推進事業について ※新潟県補助事業
新潟県歯科医師会では、就業中、未就業に関わらず参加できる、歯科衛生士・歯科技工士のための復職支援相談会や研修会を、27年度から県内各地で開催してきたんだけど、参加者からはこんな声があがったんだ。
歯科衛生士の方からは…

結婚や子育てで歯科医院を辞めてしまったけど、また働きたいな…

でも子育てや介護中なので、フルタイムで働くのは難しいな…

歯科医院を辞めてから数年たつけど、今の歯科医療についていけるか心配…
歯科技工士の方からは…

以前の技工所ではこの工程しかやったことないけど、それでも大丈夫かな…

子育て、介護中だけど、短時間でも働ける技工所ってあるのかな…

他県から戻ってきたんだけど、新潟の技工所の就業状況ってどんな感じかな…
この事業を通じて、悩んでいることや不安に思うことが、自分だけじゃないことがわかって、もう一度資格を活かすきっかけができた歯科衛生士さんや歯科技工士さんが、少しずつ増えているんだよ。

相談会でいただいた声を基に、県内各地でいろいろな研修会を開催しているよ!
新潟県歯科医師会では、歯科衛生士歯科技工士の皆さんを対象に、復職するにあたって様々な不安や疑問を持っているの方のための相談会や、復職に必要な知識や技術の習得をお手伝いする研修会を県内各地で開催しているので、興味を持った方、見てね。