酢を飲むと健康に良いと聞き何年か前から黒酢を飲んでいますが、歯に影響はありますか
歯は口の中が酸性(5.5から5.7以下)になると溶けてくるといわれています。酸性の飲料を飲むことで一時的に口の中が酸性に傾きますが通常は唾液の緩衝作用(中和)によって歯は再石灰化(溶かされた歯が補修される)して歯は溶けないものです。しかし、繰り返し酸性飲料を飲んだり唾液の減少する就寝前に飲んだりすると歯が溶ける可能性が高まります。
酢だけでなくワインやビールをはじめ、炭酸系飲料、栄養ドリンク、乳酸飲料、スポーツドリンクなどの飲料や、柑橘類、イチゴ、パイン等の果物など酸性食品は同様に歯を溶かす可能性があります。予防するためにもそれらを摂取した後に軽く洗口をするとリスクを軽減することが出来ます。また逆流性食道炎の方は胃酸が逆流することにより歯が溶ける場合があります。